さて、無事に胃や十二指腸の関門を通り抜け、消化されずに生き残った乳酸菌は、発酵の働きによって乳酸を作り始めます。
この「乳酸」が非常に重要なんです!!
乳酸菌が作った「乳酸」は腸内を局所的に「酸性環境」にしてくれます。
特に、大腸付近に住み着いているビフィズス菌や酪酸菌などの善玉菌にとっては、とても活動しやすい環境になります。
これら善玉菌は活動しやすいとさらに酸を作り出すため、そのエリアはより一層強く「酸性環境」になっていきます。
悪玉菌は、善玉菌が占有している酸性環境では増殖することができません。
このように腸内環境を酸性化することによって、腸内フローラのバランスを一定に保つことができるのです。
さらに、大腸内で酸が増えることによって、おなかがスムーズになる効果も期待できます。
乳酸菌を食事に取り入れる際は、ぜひ「腸内の環境」も意識してみてくださいね!