私たちは、日本中から独自に発酵漬物を集め、乳酸菌を単離しました。それら乳酸菌を順番に胃酸耐性試験にかけ、強い乳酸菌を選抜していきます。
最終的に、13株の乳酸菌が候補に上がりましたが、その中で最も胃酸耐性が強い糠漬け由来の乳酸菌について、さらに詳しく調べました。
その結果、学名「Lactobacillus plantarum(ラクトパチルス プランタラム)」という種類に属する菌株であることがわかりました。
このプランタラム種は、学名にも「plant(植物)」とあるように、漬物やキムチなど植物由来の発酵物から分離されることが多い菌種です。昔からブドウ酒や熟成ハム、発酵茶などの食品製造に利用されており、家畜の飼料として牧草の発酵にも使われています。
私たちは、この菌株が漬物(野菜の発酵)に適していることも確かめ、ピックルスコーポレーション独自の乳酸菌として特許化しました。(特許5830569)
そこで、他社の乳酸菌も一緒に試験してみたところ、ピーネ乳酸菌はそれと同等かそれ以上の胃酸耐性を示しました。
なぜ、こんなにもピーネ乳酸菌は強いのか?現在も、メカニズムを究明すべく明治大学農学部農芸化学科発酵食品学研究室と共同研究を行っています。