私たちは、年間約1トンもの食べ物を消化・吸収しているそうです。
その際、口から入ってしまったウイルスや細菌が栄養と一緒に吸収されないように、腸には免疫細胞が集まって絶えず戦っています。
その数、なんと体内免疫細胞の50〜70%!!
大量の免疫細胞が腸壁のすぐ裏側に密集して、外敵の侵入に備えているのです。
さらに、小腸の壁には「パイエル板」という免疫の“訓練場”まで備わっています!
パイエル板には、外敵をわざわざ取り込む“入り口”がついています。免疫細胞は、この取り込まれた外敵を“お手本”として特徴を学習し、その情報を共有していきます。
こうして訓練された免疫細胞たちは、腸管の守りをUPしてくれるだけでなく、血流に乗って全身にも運ばれ、カラダのいたるところで外敵を見つけては、戦ってくれるようになるのです。
腸は単にウンチを作っている臓器じゃないんです。
外敵との戦いの最前線であるだけでなく、体の中から健康的になる力を高める、重要な訓練場でもあるんですよ!