韓国では毎日食卓に並ぶといわれるほどポピュラーなキムチ。日本でもどこのスーパーでも見かけるようになりましたね。
実はキムチが世界的に有名になったのはソウルオリンピックから。食欲をそそる発酵食品として世界中に広がったようです。
韓国では今でも家庭で漬けられているというキムチ。本場韓国では冬にキムチの漬け込みが行われ、冬場の数か月をかけてじっくりと貯蔵されます。
長期間にわたる貯蔵中に、野菜に付いていた自然の乳酸菌や酵母が繁殖して、独特の発酵感が付与されます。この乳酸菌はもともと野菜に付いていた乳酸菌で、いわゆる「植物由来の乳酸菌」になります。
しかしながら、日本で流通しているキムチのほとんどは発酵していません。なぜかというと、発酵することで酸っぱくなるからです。
日本人はこの酸味を嫌う傾向があり、「腐っているのでは?」と思われることが多く、日本のキムチメーカーはできるだけ発酵させないように工夫しているようです。